特殊清掃ゴミ屋敷のゴキブリへの対処法は?業者選びのポイントはなに?
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特殊清掃ゴミ屋敷のゴキブリへの対処法は?業者選びのポイントはなに?
ゴミ屋敷にはゴキブリが大量発生する可能性が十分にあります。今回の記事では、ゴキブリの発生理由や、駆除方法を解説していきます。おすすめの駆除方法や予防方法も紹介しますのでぜひご覧ください。
ゴミ屋敷でゴキブリが大量発生するのはどうして?
ゴミ屋敷はゴキブリの食べもの・住み家になるものがたくさんあるため、大量発生してしまうことが多々あります。
一匹侵入してしまえば、後は卵を産んで増えていくだけなので、なるべく早い対処が必要です。
侵入口がある
エアコンや、換気扇、排水溝等の通常の侵入経路の他、ゴミ屋敷は網戸やサッシの隙間も
部屋にゴミが多い
食べカス・生ゴミ・排水溝のぬめり・古い衣服などゴキブリにとっての食料が豊富
ダンボールを放置
室温にある湿ったダンボールはゴキブリが大好きで卵を産み付けやすい
➕家がゴミで溢れていると、目に見えない場所が増えていくので、巣を見つけにくいこと、放置してしまうことで大量発生の原因になります。
ゴミ屋敷のゴキブリによるリスク
ゴキブリは健康面にも住宅価値にも深刻な被害を与える害虫。ゴミ屋敷では大規模火災等の可能性もあるので、少しでも早い対処が必要になります。
■雑菌・病原菌による健康被害
まず、ゴキブリが住居内で繁殖してしまうと、雑菌・細菌を家じゅうに蔓延させることになります。また噛まれれば人体に侵入することにもなります。
ゴキブリの体には、雑菌だけではなく病原菌もついているので、床や壁、食品を汚染して食中毒をはじめとする病気の温床になることも危険です。
フンや死骸も喘息・アレルギーの原因になりますので、なるべく早い処置が必要になります。
■家具や家電の破損・火災の危険
ゴキブリは雑食です、紙でも家電のコードでもどんどん食べてしまいます。
家具や本、絵画を食べてしまわれては経済的な損失になりますし、家電のコードを食べられると漏電のリスクがあります。
かじられてショートしたコードから火災が出た時、ゴミ屋敷では火の回りもはやくなってしまいます。
ゴキブリはなんでも食べてしまうので、家中が被害に遭う前に絶対に駆除しなければなりません。
ゴミ屋敷のゴキブリの駆除方法
ゴミ屋敷は住み家や卵を産み付ける場所が豊富で、どんどんゴキブリが増えてしまいます。自分でできる方法のメリット・デメリットについて説明しますので、状況に合ったものを選びましょう。
■毒餌・駆除剤を設置する
ゴキブリを直接見たくないのであれば、ホウ酸団子などの毒餌や置き型の駆除剤で退治してみてください。
ゴキブリの通路と予想される場所に設置しておけば、匂いなどでゴキブリを呼び寄せて退治してくれます。
ゴキブリの死骸を見たくない場合は、ゴキブリホイホイなどの箱の中に閉じ込めて駆除するアイテムもあります。
デメリットはペットやお子さんのいる家庭には危険であること。ゴキブリ以外にも有毒なので、食べられたり、触られたりする場所にはなかなか置けません。
自宅がゴミ屋敷化している場合は、せっかくの駆除剤が崩れてきたゴミの下敷きになり効果が期待できなくなる可能性もあります。
■燻煙剤で駆除する
家中にゴキブリが繁殖している場合は、燻煙タイプの駆除剤がおすすめです。窓や換気扇・排水溝など、逃げ道をしっかり塞いでから使用します。
注意ポイント!卵は燻煙剤では退治できないので、別のアイテムが必要です。
デメリットは、ゴキブリの死骸が家のどこかに転がってしまうこと。ゴミ屋敷の中では、ゴキブリの死骸が見つけられず、その死骸を腐らせてしまう可能性があります。
■スプレー剤で駆除する
ゴキブリを見つけた時は、できるだけその場でしとめることが大切。そのためには、燻煙剤タイプよりもスプレー剤での駆除がおすすめです。
注意ポイント!一瞬だけスプレーしてもゴキブリは駆除できません。動かなくなるまで4〜8秒ほどスプレーし続けることが大切です。
隙間に逃げ込んでしまった時は、その隙間に約2秒スプレーをし続けます。すると、隙間から追い出すことができるので、そのまま駆除することができます。
■業者に依頼する
お家がゴミ屋敷化してしまった方や、ゴキブリの姿を見たくない方には、業者への依頼がおすすめです。
WEBサイトや口コミを確認して、信用できる業者を選びましょう。
【ゴキブリ駆除業者のチェックポイント】
・料金体系・作業内容が明確
・無料見積もりに対応している
・アフターフォローがあるか
無料見積もりを請求したり、作業内容を説明してもらったりしているうちに、その業者が信用できるかどうかを判断できます。ぜひ相見積もりをしながら業者を選んで下さい。
ゴミ屋敷になる前に!ゴキブリの予防策
ゴキブリが一度家に侵入すると、どんどん増えてしまいます。死角とエサが多いゴミ屋敷は、より被害も甚大です。ここでは、ゴキブリを発生させないための方法を紹介します。
■ゴミをためない
ゴキブリが好むのは高温多湿で不潔な場所。人の食べカスや生ゴミが大好物なので、小まめに掃除をしましょう。
雑食でなんでも食べてしまうので、髪の毛や垢が散らばる水回りもゴキブリの好きなスポット。モップなどで髪の毛をからめとり、排水溝周りのぬめりも掃除することが大切です。
■侵入経路を塞ぐ
ゴキブリは玄関や窓・ベランダ、換気扇、排水溝など外からつながっている部分から侵入してきます。
専用のテープやドレンホースなどで隙間を塞ぎましょう。
■ハーブ・アロマで予防する
これが手軽で結構意外です!
ゴキブリの嫌うハーブの匂いを使って、居心地の悪い空間を作る方法もおすすめです。
ハーブの匂いだけで完璧にシャットアウトはできませんが、侵入を減らすことは期待できます。
【ゴキブリが嫌う匂いの一例】
ミント・ハッカ
タイム
ローズマリー
レモングラス
ピレスロイド
…等々
レモングラスやローズマリーなど、一般的なハーブは庭に植えるだけでも効果的です。
■卵・巣を駆除する
ゴキブリの卵は燻煙剤ではほとんど駆除ができません。巣の中に卵が入っていれば、燻煙剤を使ってもしばらく後に復活してしまいます。
そうならないためには、毒餌をゴキブリに食べさせ、卵が生まれないようにしなければなりません。
巣の近くや通り口にホウ酸団子などの駆除剤を設置しましょう。
卵を産み付けられない対策も大切です。
ダンボールや新聞紙などの隙間は、知らない間に卵を産み付けられることが多いので、外に置くのは絶対にやめましょう。
観葉植物にも産み付けられることがあるので、ゴキブリを見たことがある家では処分しておくのもおすすめです。